第4回 Hulaの楽器 その2

前回はHulaの第1回目としてIpu Hekeについて紹介しました。
今回はIpu Hekeと同じくIpu(瓢箪)を使った楽器を紹介します。
■イプへケオレ(ipu heke ‘ole)
オレとは「違う、ない」などの意味があり、イプヘケではない、つまり上部がついてないイプのことを意味しています。
形は小さいものが多く、ダンサーがもって踊ることが多いです。大きなものでは伴奏に使われることもあります。
一般的にイプというとこのイプヘケオレのことを指します。
作る時に、ひょうたんの上部をノコギリで切り、中身を長いスプーンでくり抜き、種も全部出して中身をどんどん薄くそり落としていきます。どんどん薄くそぎ落とすにつれ、深みのある良い音が出ますよ。
表面はククイから出る油を塗ったりして艶を出します。
話はそれますが、ククイの実には油が多く含まれていて、古代ハワイアンはククイの油を灯に使用したりしていました。
我ハーラウでもイププロジェクトと名付けて、全員がイプを種から育て、自分が育て、作ったイプを使用して踊ろう企画をしました。
イプの花は夜咲くので、夜に受粉をしにいったりと楽しかったですよ。
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